「世界に誇る日本の伝統文化『花火』」


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京王プラザホテルにて開催された、京王アカデミープログラム、「世界に誇る日本の伝統文化『花火』」に、落語家 九代 林家正蔵さんと丸玉屋小勝煙火店の四代目である花火師小勝一弘さんが登場。花火の世界、江戸・東京の心意気と日本文化に迫りました。

「花火の基礎知識」、「江戸から伝わる日本の花火」、「現代の最新花火事情 国内~海外」と花火にまつわるお話のあと、花火に象徴される日本文化、江戸文化のお話がうかがえました。

 

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大川(隅田川)の花火は、八代将軍徳川吉宗の時代、川開きの際に疫病よけとして始まったそうです。正蔵師匠からは、「江戸っ子は隅田川って呼んじゃいけないと若いころ注意されました。大川です。」との話も。

 

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小勝さんは、代々生業としている「花火」にまつわるものを蒐集しているそうですが、その所有する歌川国貞による、大川の花火を描いた浮世絵(上)に、何と「林屋正蔵」の名前(下:拡大)がありました。

 

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興行している小屋ののぼりにある通り、初代正蔵は林家ではなく林屋だったとのこと。

 

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これだけ花火は江戸文化、季節行事として愛されていたにもかかわらず、花火を題材にした落語は、「たがや」だけだそうです。正蔵師匠からは、「たがや」のお話も。

川開きの当日、花火大会で両国橋はごった返し。そこに馬に乗ったが通りかかる。反対方向から道具箱を担いだたが屋が通りかかり・・・たがやの道具箱の箍が弾けて侍の笠を飛ばしてしまい、頭にきた侍が手討ちにしようとして・・・落ちた刀をたがやが先に拾って侍に斬りかかって、侍の首が天にヒューっと。「あがった、あがった、たが屋~!」 (玉屋のかけごえとかけて)

 

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展示の紹介

講演会場には、先に紹介した浮世絵や花火も展示されていました。花火の断面図はなかなか見ることはできないものです。色のついている部分が「星」で、天空で広がって鮮やかな模様を見せてくれます。黒い部分は、それを広げる役割の火薬です。

 

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さて、花火と言えば、きっと夏の夜を思い出すはず。でも冬は空気が澄んで、美しく鮮やかな花火が見られます。この12月の各土曜日(3・10・17・24・31日)、19時から10分間、各回約1,800発の花火が「お台場レインボー花火22016」として、冬のお台場に打ち上がります。こちらもチェックですね。

「お台場レインボー花火2016」

 

「京王アカデミープログラム」では、これからも、お子さまから大人まで幅広い世代に向けた「学びプログラム」を実施予定です。

京王アカデミープログラム

 

この記事の執筆者

FREE AGE 編集部

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