チャレンジひとりドライブ  山の厳しさと一番星


チャレンジひとりドライブ 丹沢ヤビツ峠 大いなる自然の姿

 

オフロード取材で山道を走った気持ちよさが忘れられず、林道を走りたい!満点の夜空を見たい!と東京から最も近いという丹沢ヤビツ峠を目指す。

東名高速道路はよく利用するが秦野で降りたことはなかった。

神奈川県丹沢大山国定公園にあるヤビツ峠、周りには大山、三ノ塔があり、稜線は丹沢山や神奈川県で最も標高の高い蛭ケ岳につながっている。

「ヤビツ」の由来は矢を入れるお櫃のことで、甲斐国の武田氏と小田原の後北条氏が争った三増峠の戦いにおいて用いられた矢櫃(やびつ、矢を入れる箱)が、ヤビツ峠の西側にある「旧ヤビツ峠」を改修した際に発見されたことに由来すると言われる。(ウィキぺディアより)カタカナ書が一般的だそうだ。

丹沢と言えば神奈川の屋根と呼ばれ、登山や沢登りの人気スポット。

水の美しさ、野生動物や野鳥、植物の宝庫として人気がある

 

秦野中井 東京から一番近い峠に向かう

午後からの出発で、星観察目当てにヤビツ峠に入る計画。

帰りには閉まっているだろうからと、JA直営の「はだのじばさんず」でお野菜のお買い物に立ち寄る。ここには地元で採れた新鮮野菜がたくさん並んでいる。

夕方にもかかわらず品数が豊富で、まだまだ客足も多い。

道の駅やJA直営店に寄るのは日帰り旅行の楽しみでもある。価格も安く新鮮。道の駅や地場産販売所は見逃せない。

神奈川と言っても、ここまで来ると、すぐ裏手には山があって裾野には畑や田んぼといった農家の古い家並みもあり、のどかな風景が広がる。

 

BF99B6E8-B757-4A70-AA5D-6FE2E91D3D49

 

 菜の花台展望台

ヤビツ峠途中の展望台にちょっと変わった建物があった。

菜の花台園地展望台の不思議な建物。

秦野市街が一望でき、山の風が気持ちいい。

入口から上がり展望階を一周して別に設けられた下りの階段から降りていくのだが、登降階段が二重らせんのスロープになっていて一方通行の構造になっている。

木造の建物で、階段の隙間が見えるのでちょっと怖いのだが、何とも不思議な建物だった。

S__31498294

 

 S__31498288

 

 

18時半、三ノ搭登山口駐車場に向かう。 まだ星は出ていない。駐車場は誰もいない。カメラをセットして周りの景色を眺めに峠の道を歩くこと20分。人が何か月も入った形跡のない林道。

え?骨?どうも小さな動物、子鹿の骨らしきが転がっていた。熊に襲われたのだろう。

ここは滅多に人の入らない場所であることが分かる。 しばらく進むと周りの山々が霧に覆われ幻想的な景色にしばし立ちすくむ。 山の急激な天候は時に天災をもたらし、景色を一変させ人の命までも奪う。そんな荒々しく生命を包み込むような感覚に襲われつつ、天空の景色の偉大さをみつめる。

S__31498291 

S__31498272

オフロードほどではないが暗く細い道のりを快適に走ってくれたジムニー。

陽は傾き、西の空は夕陽に照らされている。

東の空がほんのり明るいのは東京の灯だと分かるほどだ。

西の空に曇っていたにもかかわらず輝く一等星が姿を現す。宵の明星金星だ。

 

星

 

いよいよ満天の星空がみれるのか?

あたりは暗くなり、ひときわ輝く星の周りに小さな星たちがたくさん輝いている。

散歩中も雲や霧が邪魔していたがやはり、気象庁の予報通り曇りのため淡い夜空だった。

しかし、輝く一番星を見つめていると「小さな自分」に気付き、くよくよするのは勿体ない、などとおおらかな気持ちになる。

 

 

鹿の親子に遭遇

森を抜け街を眼下に見て、動物達の業がある奥深い山。

下りの林道でかわいい鹿の親子に遭遇した。

ヘッドライトに照らされても動じることなく草を食べている。間近に見る野生動物の命、自然の偉大さを教えられたような気がした。

 

<

 

 

都会の雑踏から一歩踏み出すと、山間峠の林道はマイナスイオンに溢れた癒しスポット。

心を充電できた日帰りチャレンジドライブだった。