天国のような生田緑地バラ苑


バラ苑 生田緑地

 

全景

 

東京都と神奈川県川崎区の境目、多摩川を挟んだ多摩丘陵に生田緑地がある。

その一角にある「生田バラ苑」はもともと向ケ丘遊園という遊園地にあったバラ苑を川崎市が受け継いで開苑59周年、広大な土地におおよそ530種、4700株のバラで埋め尽くされている。

春と秋にのみ開苑される期間限定のまさに天国のような場所。

今年は5月11日~28日、入苑は無料。

川崎市のボランティアの方たちが日ごろ手入れをし、たった二週間の晴れの舞台というわけだ。

小高い丘の向こうへと100段の階段を上ると景色が一気に開け、この時期一斉に開花するバラたちがあたり一面に咲いている。

入口に降り立ったた時からすでに、柔らかな薔薇の香りが漂う。

 

モダンシュラブローズ

モダンシュラブローズ 半つる性のバラ

 

「バラの殿堂」

世界40か国が参加する世界バラ会連合会にて3年に一度行われる会議で選び抜かれた16種類のバラが栽培展示されている。

品種の多いバラは、オールドローズ、原種交配種、つるバラ、四季咲バラなどに分類される。

さらに色や香り、原産地などで品種分けされて、図鑑などで見ると1000種類ほどだが、20万種以上とも言われている。

 

ひとつひとつ名前を確認しつつ、かわいらしくも美しいバラたちを愛でるとする。

 

アシュラム

アシュラム 

ドイツ産 オレンジと茶色のブレンド、低樹。

 

ノスタルジー

 ノスタルジー

ドイツ産 つぼみから色のグラデーションが楽しめる。

 

ピース

 ピース

フランス産 木立性、大輪花、黄色にピンクの覆輪。

世界バラ会連合が「殿堂入りのバラ」に最初に選んだ種。第二次世界大戦の終了記として命名された「平和のバラ」。

 

プリンセスミチコ

 プリンセスミチコ

美智子皇后陛下が皇太子妃の時に、1966年イギリスの育種家から贈られたバラ。

 

ショッキングブルー

ショッキングブルー

ドイツ産 薄紫、または青みがかったピンク。香りが強めでそばに立つだけでいい香りが漂う。

 

バラ2

バラ3

 

紹介しきれないほどの種類が咲き誇る中、芝生に座り寝ころぶ人や、絵を描く人、ベンチで本を読む人、写真をとったり、お弁当を食べたり、軽食コーナーもあり一日のんびりとできる場所になっている。

5月の爽やかな気候にぴったりな優雅な時間、バラのアイスをいただいて、ミニ薔薇を買って、薔薇の香りに包まれた幸せなひととき。

 

生田緑地

生田緑地には各地から移築された古民家を集めた「川崎市立古民家園」や「岡本太郎美術館」「藤子・F・不二雄ミュージアム」プラネタリウム「かわさき宙と緑の科学館」「川崎市伝統工芸館」など学びの施設や、東京から富士山までまで見渡せる枡形山展望台、ホタルの里、季節の花が生い茂る散歩道、しょうぶ園、あじさい山、つつじ山、梅園、野鳥の森など見どころいっぱい。

自然をそのままに残そうと、昭和16年に都市計画緑地となり、雑木林、湿地、湧水などの貴重な自然資源、里山環境がそのまま残っている。

とても一日では回り切れない広大な森といったところ、また次の機会にご紹介しよう。

 

生田緑地

小田急線 向ヶ丘駅南口徒歩13分

生田緑地バラ苑 

入苑無料 

開苑期間 5月11日~28日

開苑時間 平日10時~16時半 土日9時~16時半