犬猫注意 コリネバクテリウム・ウルセランス症候群


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犬猫からの感染症で、国内で初めて人が死亡とニュースになりました。

福岡県の60代女性がH28年5月救急搬送後3日後に死亡。血液から菌が検出され、原因となったのは屋外で餌をあげていた3匹の猫からの感染ではとの疑いがあるとのこと。

国内では過去に25人の感染があったが届け出義務のない感染症のために見逃されていたようです。

 

コリネバクテリウム・ウルセランス感染症とは?

ウルセランス菌という、ジフテリアによく似た症状を起こす細菌による感染症。

人、犬、猫、牛などに感染事例があり咽頭、頭、肺、皮膚、乳腺に症状が出る動物由来感染症。

人から人への感染事例は今のところ出ていません。

 

症状

ジフテリアとよく似た症状で呼吸器感染の場合、風邪に似た症状から咽頭痛、頭痛、咳から始まり重症になると呼吸困難から死に至ることもあるので要注意です。

頸部リンパ節脹や皮膚病変を起こすこともあるようです。

犬や猫の症状も同じく、風邪のようなくしゃみ鼻水などの症状に皮膚炎や、口内粘膜腫瘍・白苔などが見られることもあるとのことです。

 

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予防

接触を避けるのが一番ですが、愛するペットとなるとそうもいきません。

屋外で飼っている場合などはいつもの様子をよく観察し、風邪をひいた様子があれば動物に接触した際には手洗いやうがい、マスクの着用など、風邪予防時と同じです。

症状が治まらないときには動物病院へ連れていきます。抗菌薬での治療が有効です。

保菌の報告もありますが、一般的な衛生管理を常にしておきます。

人には予防接種として行われている3種混合にジフテリアトキソイドワクチンが含まれて、コリネバクテリウム・ウルセランス症候群にも有効と考えられています。

動物に関しての治療は多頭飼育などの場合、他の動物にも感染している恐れもあり検査をお勧めします。

室内飼いや散歩で外に出る程度では他の動物と接触することも少なく感染するリスクは少ないのですが、野良猫等から感染しないとも限りません。

人への感染も、野良猫への餌やりには十分注意してください。