救急時の心得  救急車呼ぶ?自分で病院に行く?


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「救急出動が救増加の一途、半数は不要不急というニュースを耳にします。

いざというときは、小さな怪我、軽症でも出血や痛みで動揺してしまい「まずは119番!」と頼ってしまいます。

年々救急隊の出動件数が増えており、平成28年全国の救急出動件数は、約621万件と過去最高、前年より約16万件増えています。

主に、高齢者の救急搬送の増加で75歳以上の搬送者が22万1千人、全体の約3割を占めています。

高齢者は転倒などの怪我も多く、持病の悪化や、ひとり暮らしなどの見守りがない不安などから、通報数が多く出動件数も増えているのです。

しかし、本当に救命処置が必要なケースもあり、搬送された結果が軽症と診断されたのは全体で51パーセント。

救急車の出動から現場への到着時間も、通報の増加とともに人の足りなさや距離の問題などで、大幅に時間がかかってしまうことも多くあります。

本当に救命処置が必要なケースを最優先するのは、なかなか難しく、軽い症状でも隠れた緊急性があることもあり個々での判断が大切になります。

 

判断に迷ったときに #7119救急相談センター

東京消防庁では、緊急性の低い通報を減らすために119番への判断に迷う場合の相談窓口を設けています。

「救急相談センター(#7119)」では医師や救急隊員が24時間、相談に応じ、またホームページでも、質問に答える形式で緊急性の判断ができ、各消防署にも「救急受診ガイド」という冊子が置いてあるので備えておくとよいでしょう。

受診ガイドには年齢別、症状別、緊急度などこと細かく記されていて、ためらわずに救急車を呼んでほしい人の症状や、緊急度が高い主な症状、よくある相談内容などが書かれています。

その時に慌てないためにも事前に一読しておきましょう。

 (#7119普及 平成29年4月1日現在では、東京都、奈良県、大阪府、福岡県、北海道札幌市、神奈川県横浜市、和歌山県田辺市の3市が市町村単位で実施しています。

各県で名称等が異なり独自に電話相談など実施している所もありますのでお住まいの地域を確認してみましょう。)

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家族や周りの人が傷病者を発見した場合の一例 

成人の意識がない・意識がおかしい

症状 反応がない、意識がないようだ、変なことをいう、うわごとを言っている、いつもと様子が違う

YES → 以下の項目が一つでも当てはまれば緊急性を要します。

・突然おかしくなった

・話し方がおかしい、ろれつが回っていない

・こちらの言うことを聞かない

・暴れたり、いつもと違う行動

・手足の動きが悪い、または左右どちらかの手足が動かない、力が入らない

・頭を打った後である

・出血している

・頭をひどく痛がっている

・吐いた

・熱がある

・痙攣をおこした、またはおこしている

・何か薬を飲んだ

・大量に酒を飲んだばかりである

・糖尿病がある

・肝臓が悪いといわれている、または黄疸が出ている

・不整脈がある(脈が飛んだり、リズムが乱れる)

これらの症状があれば緊急性を要しますのでためらわず直ぐに救急119番に電話し救急車を呼びます。

 

以下の場合は今すぐに「受診」の判断です。

・最初の症状より落ち着いてきてる

・アルコール依存症である

・尿の量が減る、色が濃くなる

・皮膚や唇が乾いている

・喉の乾きがひどい

・立ちくらみが起きた

・反応が良くなったり悪くなったりを繰り返す

この中で、65歳以上であること、妊娠している、歩けないなどがあれば119番に電話し救急車を呼びます。

 

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その後の様子を見て判断する内容としては、しばらく意識がなかったが今はいつも通り、もともと寝たきりである、認知症があるなどの場合は受診、かかりつけ医を受診する。

しかし、65歳以上、妊婦、歩行困難の場合はすぐに受診。

いつもと変わらない様子で落ち着いた場合は、当日のうち又は翌日、通常時間に病院を受診する。

判断に迷う場合、症状が悪化した場合、救急病院の情報を知りたいなどの相談も#7119で受け付けています。

 

#7119電話相談では、緊急性の判断、受診の必要性の判断、応急手当のアドバイス、医療機関のご案内などの相談にのってくれます。

他に、母と子の健康相談室・小児救急相談 #8000、中毒110番電話サービス、医療機関案内サービス「ひまわり」、通院手段のご相談には東京民間救急コールセンターなど、対応してくれる窓口がありますので心にとどめておくとよいでしょう。

これらは冊子に電話番号や受付時間など記載されています。

 

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救急車を呼んだ時に聞かれる内容

まずは火事か救急か聞かれます。いつ、どこで、誰が、どのような状況なのか的確に答えます。

細かな住所、電話番号または通報者の携帯番号、目印になる建物、傷病者の名前や性別年齢、持病の有無、電話をしてきた人の情報など聞かれます。

間違いのないように冷静な判断をするためにも、常に自分や家族に関わる情報(お薬手帳や保険証NO、血液型、かかっている病気、既往歴)をメモしたノートなど冷蔵庫に貼っておいたり財布などに入れておくとよいでしょう。

また、「医療情報カプセル」という自分の医療情報をカプセルにいれて保管するというものがあります。

行政や自治体でキットも配られていますが、簡単に自作でき、タッパーなどにいれ、冷蔵庫のドアに「医療情報が入っています」と紙を貼っておきます。

冷蔵庫なのは、誰の家にでもありわかりやすい場所で壊れにくく発見しやすいとして、少しずつ広まってきています。

名前、生年月日、年齢、性別、血液型、持病、アレルギー、いつも飲んでいる薬、既往歴、連絡してほしい人の名前や連絡先等を書いたメモを入れておきます。 

 

救急車が到着するまでに

救急車を待っている間にできる応急処置の方法なども、指導されますので焦らず行い、嘔吐などがないか様子を観察します。

サイレンの音が聞こえてきたら誘導のために外に出ます、夜の場合は懐中電灯などで知らせます。

いざ、病院へ搬送されたのち安定し入院せず帰宅することもありますので、多少の現金、傷病者の靴や上着など持っていく。

嘔吐の症状が出そうなときはビニール袋、震えている場合は毛布などあるとよいでしょう。

 

 緊急の救急車が必要な時、大切な命を守るために普段から「救急受診ガイド」をお手元に備えておきましょう。

 

この記事の執筆者

め組

クルマ大好き。家事大好き。歩くの大好き。行動あるのみ。

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