東京手描き友禅


 

 東京手描き友禅

美しい着物の絵図、一つ一つ描かれる友禅染。

友禅染は江戸時代、宮崎友禅斎が扇に書いたことから始まったといわれています。

友禅には糸目と云われる防染糊を使い他の色とのにじみを防ぎ、色鮮やかで繊細な絵柄を表現する本友禅、糸目を使わず直接生地に描き込む無線友禅、紋様の彫られた型紙を使って染められる型友禅の種類があります。

友禅の主な産地は京都の京友禅、金沢の加賀友禅、東京の東京手描き友禅。

東京には友禅だけでは無く、江戸小紋、江戸更紗などの工房が有り、染色に付随した職種が現在でも残っています。

江戸時代、染色関係の工房の多くは隅田川周辺にありましたが、関東大震災を機にもともと上水として使われていた程に水質の良かった新宿の神田川、妙正寺川周辺に移り住み、今でも染めの町として染色関係の職人さんが集まる地域となり工房を開いています。

庶民に好まれる図案や絵柄を主に描いてきた東京友禅、時代の移り変わりとともに古典的なものから現代的でアートな絵画のような作品も多く生み出されています。

 

 

 猫描き友禅

猫が大好きで「猫描き友禅」として活躍中の本田早苗さんの作品です。

おしゃれ心満載、ちょっと自慢したくなるようなオリジナルデザイン、好きなもの好きなことを絹や帯のキャンパスに表現できるなんて素敵です。

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 本田早苗   『染工房 SANAE』

経済産業大臣指定伝統的工芸品 東京手描き友禅伝統工芸士

東京都工芸染色共同組合正会員   新宿区染色協議会会員

 

日本デザイナー学院グラフィックデザイン科卒業後、伝統工芸の世界に惹かれ染めを始める。その後、染色家高橋孝之氏師事。一珍友禅習得。

1994年 東京染織女流作家10人に選ばれる

1996年 中谷比佐子氏プロデュース「きもの紀行」参加

2000年 隈元いづみ氏と「宇宙への誘い展」

2004年 新宿区地場染色産業25年表彰

2008年 猫描展

                 第46回染芸展 コスモス賞

2010年   第48回染芸展 松屋賞

全国新人染色展、日本染色作家展、染芸展等にて、入選、入賞。

着る人が楽しい着物を目指して積極的に活動中。

 

染の小道 

 新宿区の妙正寺川域では2月23・24・25の三日間「染の小道」として商店街や地元の方たちが店先に暖簾を飾り染物のイベントや、着付け教室、フリーマーケット、体験教室、近くの小学校では着物ショーなどが行われました。

妙正寺川の川面には150枚の反物がかけ渡しされて、美しい反物が優雅に風にゆらいでいます。

昭和30年頃までは職人が実際に川で反物を水洗いしていました。

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商店街や路地などの各店舗107か所の軒先には着物と同じ技法で染められたのれんが並び、それぞれ個性あふれる色とりどりなデザインを楽しめます。

 

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染の里 二葉苑では染色体験や型絵染、浴衣染め、着付けなど年間を通していろいろな教室が開かれ、着物のコーディネートを毎日配信しています。