「書は人なり」文字にあなたが現れる


「書は人なり」

文字には “あなた”が現れる!

筆跡を変えると自分が変えられる

 

何気ないメモ、そこに書かれた字を見ただけで、「几帳面そうな人だな」とか、「おおらかそうな人かな」と想像することはありませんか? その第一印象は、けっこう当たっているかもしれませんよ。

人の数だけ筆跡にも個性があります。筆跡心理学では文字から書き手の内面がわかると考えられています。普段、私たちは書くことを何の気なしに行っていますが、それは無意識の世界にコントロールされているからです。人の行動にはつい個性が出てしまうもの。その行動パターンをつぶさに観察していくと、その人の人物像が浮かび上がってきます。行動の痕跡といえる筆跡をおよそ70の文字特徴でチェックし照らし合わせていくと、その人となりがわかるというのが筆跡心理学です。

 

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自分の思考と行動の傾向を知ってみましょう

最初から70の文字特徴すべてを観察するのは難しいものです。筆跡心理学では「真面目型なのか、融通型なのか」ということを基本的な尺度にしているので、取っ掛かりとしてそこから入ってみましょう。方法は、「口」「国」「田」のように四角で囲まれた文字を見ていきます。ではさっそく「田」と書いてみてください。

 

文字の始まりである接筆部は、スタート地点なので、その人の「考え方の傾向」が表れます。そして、「田」の二画目、最初に曲がる角の部分は転折部と言い、筆を運んでいる途中なので「行動の傾向」が表れると考えられています。

 

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では気になる見方ですが、接筆部が閉じている人は、考え方が真面目で堅い人、開いている人は、窮屈な考えを好まない人と捉えられます。中には、どっちつかずで接筆の状態があいまいな人もいるでしょう。その場合は、どうともいえない優柔不断タイプとみなされます。また、文字によって接筆が開いたり閉じたり混在する人もいるかもしれません。そういう人は、状況に応じて考えが堅くなったり柔軟になったりするタイプ、と考えてください。

子どもの頃、学校では、接筆はきちんと閉じるのが正しいと習ったものです。大人になり社会の中で揉まれても、それをかたくなに守っている真面目な人と、開いてもいいよねという融通性を身につけてきた人、ということです。

 

次に、転折部から行動の傾向を見ます。きっちり角ばらせている人は、ルールを守る几帳面さがあり、丸みを帯びて書く人は型にはまらない融通性があると言われています。

ただし何事も両面性が考えられますので、几帳面さは時に潔癖すぎる傾向となったり、自由で融通のきくことがルーズさにつながっていたりする可能性はあります。あなたはどんな書き方をしていますか?

 

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筆跡を変えて、自分を変えていく

私はその昔、接筆は閉じて転折は角ばっているという、筆跡心理学的には考えも行動も生真面目と言われる書き方をしていました。確かに、ルールはきっちり守るけれど、ちっとも融通はきかないし、物事をシリアスに捉えすぎて辛くなることもしばしばでした。

ある時、筆跡心理学に出会い、「筆跡を変えると、自分が変わる」ということを知り、わざと筆跡を変えることを実践してみました。何点か変えたうちのその一つが、思考の傾向を示す接筆部を開けて書くようにしてみることです。視野が広く、さばけた考え方の持ち主になりたかったのです。

今では接筆は開いた書き方をしないと気がすまないというほど癖になっています。あくまで自己評価ですが、以前の自分よりも柔軟思考になっているように感じています。

 

筆跡を変える、つまり行動を先に変えて心に影響を与え、なりたい自分に近づけるということは、さほど難しいことではありません。あなたはどんな理想の自分像を持っていますか? 70の筆跡特徴の中には、包容力、リーダー気質、粘り強さ、緻密さ、などなどたくさんのチェック要素があります。気になったら調べて取り入れてみてはいかがですか。