弥生 三月 夢見月


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奥歯からタラの芽がポッコリ顔を出した夢を見て目が覚めた。

うずうず痛い。どうも昔治した歯の歯茎が腫れているようだ。

タラの芽が奥歯に生えるとはシュールだが春らしいなぁと思いながら、ごそごそと起きだして痛み止めを飲んだ。

痛む頬をさすりながらふと庭に目をやると、あちこちに雑草が生えてきている。

草木が茂り始める弥生は、雑草やにょきにょき生える立ち木と格闘する季節の始まりである。

学生は新学期にうずうずし、社会人は異動にうずうずし、雑草や立ち木は家主をいかに困らせようかとうずうずしている。

秋が収穫の喜びと休息の季節なら、春は労働の始まりである。めんどうな季節だ。

しかし奥歯のうずうずがおさまらない。

歯医者に行くか。