DIYで交換できた。トイレの便器。【動画版付き】


必見!(わかりやすいように、動画がプラスされました。)

image001
 
築20年位経つとトイレも少々くたびれてきます。タンク内の部品も劣化が進む時期なので、水漏れを起こす前に交換することにしました。
最近の便器は使用する水量が少ないので節水に役立ちます。今まで使っていた便器は13Lの水量が必要でしたが、今回交換するTOTOのピュアレストQRは4.8L。63%の節水となります。
 
住宅条件
今回の改修例は一戸建て、築20年です。建築年数がそれ以上ありますと、排水管回りの構造が違っていたり、ボルトの腐食などが進んで古い便器が取り外せない場合があります。
また、床が腐っていたり、クッションフロアが汚れていたりした場合は、床工事や張り替えが必要になります。
マンションの場合は排水口が異なりますので事前に調べてください。
 
便器型番例
DIYに適した便器は、TOTO、INAX両社とも用意されています。TOTOではリモデル、INAXではリトイレと言っています。通常の便器は、本体の排水部と床の排水管の位置を合わせるため、床排水管の移設工事が必要になる場合がありますが、リモデル、リトイレタイプは長さを調節できるアジャスターという部品で排水口の位置を変えることなく設置できるようになっています。
便器とタンクの品番は以下のようなものがあります。
TOTO  ピュアレストQR CS230BM(便器)SH230BA(タンク)
INAX  アメージュZ GBC-Z10HU(便器)Z180HU(タンク)
※いずれも手洗い付き
※ピュアレストQRのタンクはフィルター付き止水栓が同梱。止水栓が交換できない場合
は、フィルターユニット同梱(SH230BAK)タイプを注文するか、別途(HH11108)で注文。
※便座は付いていません。
INAXの場合、適合表を用意しています。
http://iinavi.inax.lixil.co.jp/products/toiletroom/retoilet/message_retoilet.php 
DIY前に
工事は比較的簡単ですが、配水管のDIY経験のない方は、水漏れのリスクが高くなりますので、配水管工事の経験をしてからの方が良いでしょう。
排水管への接続がフランジでない場合(ソケットやカスカディーナ)は接続アダプターが必要になりますので、あらかじめ現在の便器の型番を調べ(便器の足元などに貼ってあります)、メーカーに問い合わせるのもいいでしょう。
フランジ自体が割れていたり、さらにそれが排水管に接着されている場合もあります。その場合はフランジの交換やインローターを使った工事が必要となります。
手におえないと判断したらすぐに業者さんにお願いするのが得策です。トイレは何日も工事にかけるわけにはいきませんので、事前の下調べはこまめにやりましょう。

動画をご覧になりたい方はこちらをどうぞ。

 
用意する工具等

image002
 
工具には、モンキーレンチ、スパナ、ドライバー、塩ビパイプ用のこぎり、ドリルなど。また塩ビ用ボンド、テープ(仮止め用)、配水管用シールテープをあらかじめ用意します。
 
購入

image003

image005

 
TOTOピュアレストQRリモデル用は価格比較の上、楽天の小松屋さんで購入しました。商品はこの状態で綺麗に梱包されて送られてきました。
 
古い便器の取り外し
配水管を外す

image006

image007

まず止水栓を閉めます。次にタンクの水を流し、最後に便器の底にたまった水を灯油ポンプなどで吸い上げます。これをしないと取り外し時、水が大量にこぼれて往生すること請け合いですので、水抜きはしっかりと。

image008
 
配水管類をすべて外します。配水管から水が漏れるので洗面器や雑巾を用意しておきましょう。
 
便座を外す

image009
 
洗浄便座は樹脂製のナットです。これを外します。
 
タンクを外す

image010
 
便器本体の前にまずタンクを外します。タンクは左右二か所便器にボルト締めしてありますので、ナットを外します。
 
便器をはずす

image011

image012

 
便器の下部にこのような突起が左右2か所ずつあります。これを指でくるくる回すとボルトが現れます。手前は床に固定するビス。奥はフランジ固定用です。ドライバーかレンチではずします。

image013
 
現れたのがフランジです。真ん中の黒いドーナツ状のものをPシールガスケットと言います。フランジが痛んでいなければ、Pシールガスケットを交換します。

image014
 
Pシールガスケットは粘着性のもので、便器と排水部を密着します。経年劣化しますので交換が必要な部品です。
Pシールガスケットを取り除いたら、フランジをパーツクリーナーなどで綺麗にします。この時、フランジが割れたりしていないかを確認してください。割れている場合は要交換です。フランジ自体は大型のホームセンターや通販で手に入りますが、フランジと排水管を接着させている場合(接着させていない場合もある)は素人では切り離しが難しいのですぐに業者さんを呼ぶのか賢明でしょう。どうしても自分でやりたい場合は、インターネットサイトでインローターという工具を使った切断方法が説明されていますので、参考にするといいでしょう。
 
アジャスターの採寸

image015
 
同梱の型紙を使って、アジャスターのパイプをカットする位置を決めます。

image016
 
サイズを決めたらのこぎりでパイプをカットします。実は全工程で結構重要なのがこのカットです。長く切りすぎたまま接着すると、便器位置が壁側にずれるためタンクが壁にぶつかってしまう場合があります。
また切った断面が斜めになってしまったりすると、接続部分に凹が出来てしまいます。
切断は慎重に行ってください。

image017
 
カット面のバリを取ります。ヤスリを使いましたがカッターでもいいでしょう。
 
アジャスターパイプの接着

image018

image019

 
塩ビパイプを専用のボンドでしっかりアジャスター部品と接着させます。塩ビ用ボンドは、ビン入りの小型のものもありますが、塗布ブラシが細いので、一気にパイプに塗って即効組み立てるのだったら塗布ブラシの太い缶入りをお勧めします。
 
固定用ビス穴決め

image020
 
型紙を張っているうちに、アジャスターや便器全部を固定するビス穴を決め、ドリルでガイド穴をあけておきます。
 
止水栓の交換もしくはフィルターユニットの取り付け
止水栓を交換します(交換できない場合はフィルターユニットを止水栓に取り付けます)。水道も元栓を閉めてから取り外しに入ります。管に残った水が漏れだすので洗面器や雑巾で受けてください。

image021
 
シールテープを7~8回転巻きます。最初は手で回し、固くなったら所定の位置までレンチで廻します。廻しすぎて行き過ぎた場合はもう一度テープ巻からやり直しです。水漏れの原因になります。
便座を取り付けた後は作業がやりにくいので、アジャスターの接着剤を乾かすこの時点での止水栓取替えをお勧めします。
 
Pシールガスケットを装着

image022
 
綺麗に清掃したフランジにPシールガスケットを乗せます。ネバネバしたゴムみたいなもので出来ているのであまり触りすぎず手早く作業します。きちんと円形に整えます。
 
アジャスターをフランジおよび床に固定

image023
 
パイプを接着したアジャスターをフランジと床に固定します。
便器全部取り付け金具を固定します。
 
便器の取り付け

image024
 
便器後部2か所と全部一か所を床に固定します。
 
タンク取り付け

image025
 
説明書に沿ってタンクのパッキンなどを取り付け
ナットで便器にタンクを固定します。締めすぎますとタンクや便器が破損しますので要注意。
 
洗浄便座の装着

image026
 
外した時と逆の要領で洗浄便座を取り付けます。
 
配管のセット

image027
 
洗浄便座とタンクの配管を行い、水漏れのチェックをします。
 
最後に
多少の水道周りの修理の経験などがあれば、便器の交換は難しいものではありません。説明書をよく読んで丁寧に作業をすれば意外と短時間に仕上がります。
ただしDIYにはつきものですが、固定ボルトの腐食や排水口の形状の違い。フランジの破損など予期せぬ事態が起こる可能性も大です。
とくにトイレは使用頻度が高い場所ですから、長時間使用禁止にするわけにはいきません。
床回りから便器の品番。できれば一回便器を取り外し、排水口やフランジの状態のチェックなどをして、DIYにするか業者さんに頼むかを決めた方がよいでしょう

 

編集部より

記事中の製品、工具、部材等の一覧を下記に追加いたしました。品番の確認や価格の目安、購入にご利用ください。なお一覧はAmazonと楽天2016年10月現在のものですのでご了承ください。

この記事の執筆者

J3

できることは自分でやるのがモットー。ガレージ建設から椅子直しまでなんでも。

これまでに書いた記事