松本清張。昭和にタイムスリップ


タイムスリップが楽しめるミステリー小説

大雪や北風が吹き付ける寒い日、外出の予定が無いのならゆったりとコタツに入って、昔懐かしのミステリー小説などいかがでしょうか。

近年の新鋭作家などの作品もいいですが、学生の頃に夢中になって読んだ推理小説を読み直すのもいいかも。

私のお薦めは、ズバリ、松本清張! 

1992年にすでに亡くなった作家ですが、今なお彼のファンは多い。

作品のジャンルは、現代小説、歴史・時代小説、近現代史、古代史と幅広く、中でも推理小説はアリバイ崩しに重点がおかれた現実的な作品といえるでしょう

。代表作には『点と線』『眼の壁』『ゼロの焦点』などがあり、どれも一度は耳にしたタイトルだと思います。

これらの作品はベストセラーになり、松本清張ブームが起こりました。

『日本の黒い霧』『昭和史発掘』などのノンフィクションも評判がよく、作風から社会派推理小説ブームともいわれていました。

ハンセン病を取り入れて描かれた『砂の器』は何回も映画化されましたね。

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 松本清張作品は、長時間枠のテレビドラマにもよく使われているので、原作という形で目にした方も多いことでしょう。

著書も生誕100年を越えてなお作品の多くが書店に並んでいる人気ぶり。

『松本清張傑作短編コレクション』の3部作は本当にタイトル通り、清張の作品から選りすぐりのコレクションです。

従来からのファンはもちろん、松本清張作品のビギナーにとっても読みやすい作品だと思います。

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改めて松本清張作品を読み返すと、短編にも長編にも昭和の頃の日本が息づいているのに気が付きます。

作品の中で、通信手段として登場するのは固定電話。詳しい描写はないですが、おそらくは黒ダイヤルでしょうねえ。

携帯電話やパソコンなんかもありませんので、推理小説に登場する刑事は、公衆電話で本部と連絡をとり、時刻表で電車の時間を調べてアリバイを確認しています。

殺人事件や自殺の方法は青酸カリの服毒で、政界の裏話を利用して成し上がるのは銀座界隈のバーのママ。あまりの時代背景の違いに驚きますが、読み始めれば引き込まれてしまう筆力には、脱帽の想いです。

そしてどの作品にも色濃く描かれている昭和の世相がとても懐かしく感じられます。

松本清張の社会の悪に対する強い正義感が込められた作品は読めば読むほど深い味わいがあります。

推理小説の時代背景と現代との違いを見つけながら、しばし、昭和の世界へタイムスリップ。

こんな時間旅行をするのもミステリアスだと思いませんか。

 

この記事の執筆者

ハッスルママ

毎日元気一杯に明るく過ごしたいと思っています。そのためにはどうするか。なににでも興味を持ってチャレンジあるのみ! 楽しいこと大好きです。

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