クルーズ体験記


本人はアクティブシニアだと思っているクルーズデビューについて体験記をまとめてみる。

豪華客船のクルーズは高価なぜいたくと思い込んで敬遠していたが、たまたま一生行けないと思い込んでいた北方4島の国後ー択捉の間を通過し樺太のコルサコフに立ち寄るクルーズがあることを知り、堪らず乗船を決心した。

クルーズは7泊8日で小樽を土曜日に出航、函館―室蘭―釧路―歯舞・色丹・国後・択捉を遠望―網走―樺太のコルサコフを周遊し、1週間後の土曜日に小樽に戻るコースだった。

乗船した船はバミューダ国籍のサンプリンセス77000トン、全長261m、全幅32m、乗客定員2022人、乗組員数900人(国籍43か国)というような国際観光船だった。

大きなビルがしずしずと進んでいる感じで全く揺れを感じなかった。

 

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(乗船したサンプリンセス号)

船内生活は一流ホテルでの日常と全く変わらない感じだった。船内にはシアター、プール、レストラン、すし屋、喫茶室、図書館、娯楽室などがあり、日本領域を離れると賭博場も営業を開始した。退屈するのではないかと心配したが船内を歩き回り、海を眺めそのような感覚はすこしもなかった。食事については、夕食は毎日レストランの洋食コース、朝食は和食もあった。その外24時間いつでも食べられるカフェテリア風の食堂では日替わりでいなりずし、バラ寿司、そば、うどん、ラーメンなどが用意されていて昼食はここでとった。これが全部旅行代金に含まれている。

乗船者約2000人は殆どが日本人で中国人、タイ人、西洋人が合わせて100人もいなかった。日本人は高齢者が目立ち、車いすの利用者や酸素吸入を携行している人もいて船内生活の快適さを象徴していた。

 

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(船上のプール ここでは映画を観たり、読書、日光浴を楽しめた)

それぞれの寄港地ではほぼ10時間の上陸時間がありオプションで名所や旧跡を訪ねる小旅行を楽しみ、洋食攻めを脱してホタテや烏賊などの浜焼きとか、ウニや刺身を好みでのせる勝手丼が人気を集めていた。

 

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(是非観たかった国後島 人が住んでいる気配は感じられない。)

一つの目的地だった歯舞・色丹 国後・択捉は深夜から早朝の通過で前半は暗闇、択捉は大きな島という印象だったがオープンデッキには思いを同じにする乗客が沢山見物していた。

 

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(樺太コルサコフ 何かさびしい錆びた感触)

コルサコフでは接岸できる港がなく小さいボートに乗り換えて上陸し、下船から乗船まで約4時間のロシア滞在で象の尻尾のさらに先の方に触ってきたような印象の小旅行だった。ユージノサファリンスクには博物館やレーニン広場があり長い日本との関係を物語る展示物を見てきた。

驚いたことには、時差が-2時間あり、国内旅行では味わえない気遣いが必要だった。また催物会場のようなマーケットにはロシア国内ではドルや円は使えず、ルーブルだけと船内やガイドに言われていたがこの3種類の値段が表示されていた。ということで円でもドルでも買い物ができ、日本人がパンを焼いて売っていた。

かくしてアクティブシニアはアクティブである必要は全くない楽々のクルーズ初体験をしてきた。旅行としてはスーツケースを家から船の部屋への往復に宅急便を利用したので重い荷物を自分で運ぶこともなく一晩寝ていれば翌朝次の目的地に到着する極めて疲れないアクティブ不要の活動だった。

結果としてクルーズは各寄港地を個別に訪問したり ホテル代を払ったり 食事のことを計算するとぜいたく、高価と思っていたことは全くの誤解で却って割安ではないかと考えるようになった。因みに必要経費は2人分で40万円ぐらいでした。

まだまだ、各寄港地でのエピソードなど書くことに事欠かないが最後に最近の若者の言葉でいえばクルーズに、はまりそうと報告して終わりにしたい。

 

参考URL:http://www.princesscruises.jp/

 

この記事の執筆者

武井雄三

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