夜の清水寺―異なる趣きを楽しむ


いつもとは違う夜の清水寺を楽しむ

いつもとは違う夜の清水寺を楽しむ_1

京都、春の特別拝観

京都の市内では年に数回、お寺や神社など、様々な場所でライトアップを楽しむことが出来ます。

昨年、梅の花の終わり頃、桜が咲く少し前に東寺のライトアップと清水寺の夜間拝観に行きましたので、その時の様子をお話ししたいと思います。

3月中旬、たまたま京都に用があって訪れましたが、最初はライトアップのことは知りませんでした。

泊まったホテルの壁に「東山花灯路」のポスターが貼ってあり、折角京都に来たのだからと、主人と友人夫婦と4人で出掛けることになったのです。

春の風物詩 「東山花灯路」

「東山花灯路」とは毎年春に開催される、ライトアップを含む季節の行事です。

青蓮院から円山公園、八坂神社を通り、清水寺までの散策路と周辺の寺院や神社が、無数のLED電球によって夜の街に幻想的に浮かび上がります。

いつもとは違う夜の清水寺を楽しむ_2

期間中はライトアップ以外にも、八坂神社で舞妓さん達の踊りや地元小学生がお銚子を奏でる「火の用心」の行列が見られるそうです。

夕方、清水寺の通常の参観時間が終わる頃に門の前にたどり着きましたが、すでに夜の参観希望の行列ができています。

私たちの後からもどんどん人が並び、最終的にはお土産屋さんが並ぶ二年坂のずっと下まで人が溢れていました。

午後の参観時間終了の鐘が鳴り、しばらくしてから門が再び開いて、夜の参観客を受け入れ始めます。

受付を済ませ中に入ると、最初は奥の院から清水寺と京都の街並みを一望。

青龍をイメージした青いライトが京都市内に向かって、一筋の光を放っているようです。

夜景も清水寺のライトアップも本当に素晴らしく、3月の夜の寒さを忘れて、しばし見入ってしまうほど。

奥の院からのこの景色は紅葉の写真で有名ですが、秋の紅葉の季節も夜間参観しているそうなので、機会があったら訪れてみてはいかがでしょう。

いつもとは違う夜の清水寺を楽しむ_3

その他、本堂、三重の塔、仁王門など見て回りましたが、灯りに浮かび上がる姿はいつも見学している日中とは雰囲気が違い、なんだか神々しさまでも感じます。

ロマンチックな露地提灯の灯火

境内を一周して、帰りは八坂通り、石堀小道を通ってホテルまで歩いて帰りました。

八坂通りからは法隆寺がライトアップに浮かび上がり、荘厳な雰囲気です。

石畳の八坂通りも料亭や旅館が連なる石堀小道も、両脇に露地提灯が灯され、京都ならではの儚い春の夜を満喫しました。

今年も清水寺の夜間参観と「東山花灯路」は開催されるそうです。

時間が取れれば、ぜひまた訪れたいと思います。

 

【編集部からの追加情報】

「東山花灯路」

http://www.hanatouro.jp/higashiyama/