洛中戦隊ショウキーズ 壊滅の危機!


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私が学生やった頃、彼らを京都の街で見掛けることは珍しいことではのうて、ごく普通の風景として馴染んでたもんや。

 

町家を災いから護るという任務を帯び、それぞれ受け持ちの屋根の上に佇んで、コワモテの表情で睨みを効かせてた。

 

「鍾馗さん」 と呼ばれて親しまれていた彼らは、実は職人さんの手で精巧に仕上げられた高さ20cmほどの工芸品的な京瓦。

 

端午の節句でも重要なモチーフとなってる 「鍾馗」 は、勇猛さで知られた中国に実在した人物とされてるんやけど、心機一転、当時の上級公務員試験 「科挙」 を受けようと思い立った。

 

ところがその試験に落ちてしもうたもんで、それを恥じて宮中で自分で命を絶ってしもうた。

 

それを不憫におもった高祖皇帝は良う出来た人で、手厚く葬ったそうです。

 

皇帝も代が変わって、玄宗皇帝が病気になって高熱にうなされて、宮廷でぎょうさんの鬼が暴れてる夢をみた時に、鍾馗が夢枕に現れて、鬼共を退治して、「高祖皇帝の恩に報いるために参上した」 と語ったという伝説があるんやて。

 

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んな次第で、京町家でも災厄を祓う大役を任ぜられた彼 (ら?) の姿が、なんと最近は急速に京都の街角から消えつつあるそうです。

 

改築されたり、屋根に手を入れられた後で、元の場所に据えられないケースが増えてるからなんや。

 

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1体、1体に結構個性のある姿はなかなか魅力的で、そんな姿が減っていくのは、なんや寂しいもんですねぇ。

 

そんな話を聞いたもんで、学生時代のおぼろげな記憶をたどって、祇園と西陣辺りを鍾馗探索に路地裏をウロウロしてきました。

 

まぁ、眼の悪い私が訪ね歩いた訳やから、見逃しも多いやろし、あやふやなもんやけど、祇園ではかなり少なくなってる気配。

 

西陣の古い町並が残っている界隈では、何軒も続けて立ち姿を拝める場所もあって、まだまだ健在と言えるのかもしれへんけど、やっぱり少なくなっているご様子。

 

洛中戦隊 ショウキーズ 壊滅の危機なの・・・・だ

 

ところで、探索の放浪の途中のランチに狙っていたのはラーメンで、大宮今出川を少し東に入った 「彦さく」 さん。

http://tabelog.com/kyoto/A2601/A260202/26017472/

 

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今出川通りに面した明るいお店で、あっさり味の塩ラーメンには柚子胡椒が仄かに効いてて、熱いのに変な話やけど、どことなく涼感があって夏場でもイケます。

 

トッピングに追加注文したチャーシューは、別のお皿に載ってのご登場で、脂身にも甘味があって、くどくなく頂けました。

 

この辺まで来たら、最後は千本通りにある有名な 「五辻の昆布」 で、わさびテイストの塩昆布 「汐わさび」を、お茶漬けと、酒のつまみ兼用の土産に買って、歩き倒した一日はおしまい。

 

この記事の執筆者

ナ月

大阪府在住 アラ還男性。娘 「なぁなぁ隣のおっちゃんまた朝早うから遊びに行くみたいやで!」母 「そぅかぁ、あの人、暗うなったら目見えへんゆうのに呑気やなぁ」娘 「せやけど、こないだ自分で 『時々真面目なサラリーマンや』 て言うてたで」母 「あはは~給料の分だけ真面目なんやて」

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