お茶のふるさと塾


 

茶畑

 

♪ 夏も近づく~ってことで八十八夜はちょっと過ぎたけど、煎茶発祥の地、宇治田原へ茶摘みに行ってきました。

平等院にほど近い京阪宇治駅から路線バズに揺られる事40分ほどで到着した現地は茶畑がズラリと並んでいて壮観。

茶摘み初体験の私の第一印象は 「茶畑ってお茶の香りがせぇへんのやなぁ・・・」 と、当たり前の事なんやけど、なんかちょっとアテが外れた気分。

今回の茶摘みは、宇治田原の町おこし 「お茶のふるさと塾」 の活動の一環としてのイベントで、手入れた茶畑には予約したら専用の畝を用意してくれていて、新芽がたっぷり残っているのは嬉しい。

摘み始める前に 「触って柔らかい葉は摘んでも大丈夫です」 と、ヤケにシンプルな説明を受けて、「そんなんで解るんかいな」 と不安を抱いて茶畑に入ると、なるほど、新芽や新葉は本当に柔らかく、1~2枚葉をつまんで引っ張ればポンと力を入れなくても抜けてくるし、それ以外のは造花のようにしっかりしてはる。

「なんぼでも摘んでください」 と渡されたレジ袋に、お昼までの90分ほど気合いを入れて摘んだ葉を貯めるんやけど・・・大変やったんやねぇ昔の人は、あんなん一日やっても摘める分量はたかがしれてると身をもって知った次第。

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茶畑を出て、川沿いの遊歩道を15分ほど、たいして膨らんでないレジ袋をぶら下げて町の文化センターまで歩いて、そこで持参の弁当をいただく。

午後からは、まず、摘んだ葉を 「ご自宅でお茶に仕上げてください」 と、ホットプレートを使っての製茶の授業。
 目いっぱいに熱くしたプレートに茶葉を乗せ、そこに水をぶっかけてフタをして1~2分蒸すんやけど、水の分量は 「蒸すんやというイメージで適当」 で良いそうな。

で、一旦、茶葉を他に移して扇風機や、うちわなんかで冷ます間に、ホットプレートも保温程度に設定を変えて温度を下げておく。

そこに茶葉を戻して、これでもかというくらい力を込めて両掌の間で揉みながら水分を飛ばしていって、乾いたら出来上がり。

乾ききる直前に、天日干しをして仕上げると、より一層、味と香りが良くなるそうです。

摘んだ葉は、その日の内に製茶しないと、葉が発酵してしまってダメになるから、必ず徹夜してでも仕上げてくださいなどと乱暴なダメ押しをされました。

お次は {茶香服 : ちゃかぶき} という、昔から伝わる、まぁ一種のお茶のテイスティング勝負のようなお遊び。

 

 

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最初に、お題となる煎茶を、白くて小さなぐい呑みのような湯呑で一服いただき、この後、順に出される5杯の中で、お題と同じものはどれでしょうかという当てモン。

「因みに、他の3杯は玉露と、雁が音、そして玄米茶だそうで、判りそうな気がしません?

同行のメンバーも 「玄米茶くらいは楽勝」 と、気楽に構えていましたが、なかなかこれが当たらなくて、講師さんが 「味で判断できると思ったら大間違い」 と言っていたのを実感。

結局、正解できたのは参加者の半数程度ながら 「あなた方は優秀ですねぇ」 などとおだてられ、的中者は解散まで天狗顔。

えっ? 私?  ・・・私は ・・ ・  50点でした。

ただ、我々が体験した茶香服は、かなり簡略化されたものだそうで、本格的な大会は25杯ものお茶を飲んで競うそうで、あまり年齢に関係なく愉しめる競技として茶所では親しまれているようです。
 まぁ、教え子に負けて悔しがる校長先生がいたりするそうですけどね。

他にも、茶葉に含まれるアミノ酸とカテキンがお湯に溶けだす温度の違いを活かした種類ごとのおいしいお茶の入れ方などという学術的な話や、お茶にまつわるあれこれや、歴史などを教えて頂きました。

最後に、目の前で石臼で曳かれた茶葉を使って 「他では絶対に真似しないでください」 とのコメントのついた我流の点て方で抹茶を頂いたり、夕方までたっぷりお茶した一日でした。
 
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ホームページ :http://21furusatojyuku.web.fc2.com/top1.htm

こちらの塾では、団体での受講予約はもちろん、個人でも参加できる茶摘み体験交流会を企画されたり、茶香服の出前サービスなんかもしてはるんです。

ひとつだけ言うとかなアカンやろなぁと思うのは・・・ ホットプレートを使った自宅での製茶は、たしかに手軽にできる自家製煎茶なんやけど・・・ 茶渋が結構こびりつくんで、後始末はちょっと大変・・・  ごめん、塾の皆さん・・・  堪忍して

この記事の執筆者

ナ月

大阪府在住 アラ還男性。娘 「なぁなぁ隣のおっちゃんまた朝早うから遊びに行くみたいやで!」母 「そぅかぁ、あの人、暗うなったら目見えへんゆうのに呑気やなぁ」娘 「せやけど、こないだ自分で 『時々真面目なサラリーマンや』 て言うてたで」母 「あはは~給料の分だけ真面目なんやて」

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