おいしい紅茶のいれ方

ダージリンの美味しい季節は?


ダージリン三種類

だんだんと寒さが増してきました。

この時期に紅茶販売店を訪れますと、【ダージリンのオータムナルが入荷しました】というチラシを見ることがあります。

ダージリン紅茶は、春(3月~4月)に生産される「ファーストフラッシュ」、(5月~6月)の「セカンドフラッシュ」そして、秋(9月~11月)に生産される「オータムナル」とシーズンによって名前が付けられていて、味や香り、紅茶の抽出液の色が大きく違います。

写真をご覧ください。写真左「ファーストフラッシュ」、写真中央「セカンドフラッシュ」、写真右が「オータムナル」です。

写真では判りにくいかもしれませんが、茶葉を見ますと、「ファーストフラッシュ」は浅緑色の葉が多く混じっていますし、「セカンドフラッシュ」、「オータムナル」と、だんだんと濃い褐色になっているのがわかります。

紅茶の抽出液の色も「ファーストフラッシュ」は明るいオレンジ色ですが、「セカンドフラッシュ」は少し濃いめのオレンジ色、「オータムナル」は紅色が深くなっています。

世界四大銘茶の一つ「ダージリン紅茶」は、インドの北東、ブータンとネパールに挟まれた東ヒマラヤ連峰霊峰カンチェンジュンガの山麓に位置するダージリン地方で作られる紅茶です。

昼夜の寒暖の差が激しく、尾根と沢に沿った急斜面に茶園があるので、そのために発生する霧と空気が、独特の味と香りを作り出します。

季節折々の味が違うダージリン紅茶を、ぜひ飲みそれぞれの比べて味わってみてください。

以下にそれぞれのダージリンの特徴をまとめました。

 

ダージリンファーストフラッシュ(一番摘み)

3月中旬~4月中旬 

休眠後の最初に芽吹いた茶葉で作られる紅茶です。

水色(すいしょく)(紅茶の抽出液の色)は、淡いオレンジ色で、新鮮で若々しく、力のある香味があります。

味は、ほのかな渋味とまろやかなうまみがあります。

収穫量が少ないので、高値で取引されることもあります。

ダージリンセカンドフラッシュ(二番摘み)

5月~6月

二回目に芽吹いた茶葉で作られる紅茶です。

水色(すいしょく)(紅茶の抽出液の色)は明るく、ファーストフラッシュよりも深みのあるオレンジ色です。

味は、やや渋味が増してコクがあり、最良のものは「マスカテル・フレーバー」(ぶどうのマスカットに似た芳香と木質系の香りが混じったフレーバー)と呼ばれるさわやかな香りがします。

 

ダージリンオータムナル(秋摘み)

9月上旬~11月初旬

7月から8月の雨期の後に芽吹いた茶葉を摘んで作ったものです。

水色(すいしょく)(紅茶の抽出液の色)は、やや赤みがかった濃いめのオレンジ色です。

渋味は優しくなり、深く穏やかな味わいになります。

 

インド・スリランカの地図