季節の彩りを楽しむ

夏を涼しく過ごす


夏の涼やかな過ごし方 Part 1

~視覚・聴覚・味覚で感じる「涼」~

 

梅雨明け間近、今年は猛暑の予想ともいわれています。が、この夏、エアコンの温度を下げずに涼やかに過ごすことが出来たら、どんなに快適なことでしょう。今回と次回、2回に分けてそんなお役立ち情報を書かせて頂きたいと思います。

私たちは皮膚や体内にある温点と冷点から温度を感じます。人は暑さと寒さ、どちらにより敏感だと思いますか?答えは寒さ:皮膚の表面にある冷点が温点よりずっと多いからなのです。この冷点と温点は温度計のように正確に温度を感じるわけではなく、風鈴や川の音で涼しさを感じるのも、青いものに涼しさを感じるのも、視覚や聴覚に 温点と冷点が影響を受けているからです。
そこで、今回は視覚・聴覚・そして味覚から感じる「涼」についてのお話です。

 

「視覚」:色で感じる涼

 

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寒色系の色(冷たい、寒い印象を与える色): 青緑・青・青紫

 

一般に彩度の高い色は暖・寒の感じが強く、彩度が低くなるとその感じも弱まり、また、明度の変化によっても左右されるが、一つの傾向として、明るい色には寒い感じがあり、暗い色では暖かい感じが強くなるといわれます。

実際の温度と身体が感じる体感温度には差があって、部屋をレッド・オレンジ・イエローなどの暖色(体温も気持ちも高める作用あり)で統一した場合と、ブルーなどの寒色の場合では、体感温度は約3℃違います。季節に合わせて夏は寒色、冬は暖色と色を変えると実際の室温以上に快適に過ごせます。

寒色の代表色である「青」は、収縮、後退、鎮静などのイメージ効果を持っています。空や海のイメージもあり、爽やかで心を鎮静させる色です。
他に心理的な効果は、睡眠作用や精神を集中し安定させる、内分泌系の働きを鎮静させる、発汗を抑える作用があると言われています。

 

青色が向いている場所

 

鎮静・睡眠効果があると言われている「青」は、寝室におすすめです。シーツやカバーリング、パジャマなどを青色系に替えてみましょう。

集中力を高める効果もあるといわれていることから、書斎や仕事場、勉強部屋にもおすすめです。
他に、食欲を減退させる効果があるので、ダイエット中のダイニングや 夏のリビングルームに使うと涼しさが増すでしょう。周りの小物やクッション、カーテン、クロス、食器等を青色系に替えてみましょう。

カネボウ美容研究所の研究結果によると「青の照明下では被験者は涼しさを感じやすく、5分以内に皮膚温が2度下がり、脈拍は緩やかになり、精神集中する時やリラックスする時に出る、脳波のアルファー波が増えた」との結果があります。

 

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写真:テーブルクロスの専門店「テーブルレシピ」サイトより

 

 「聴覚」:音で感じる涼

 

風鈴の音

「チリン」という涼しげな音色を聴いて暑さをやわらげるという発想は、日本ならではの先人の知恵ですね。

川のせせらぎ・滝・波の音
音を聞くだけで、涼しい情景や記憶を呼び覚まします。CDでも。
虫の声
晩夏から鳴きだす鈴虫やこおろぎが、秋の足音を感じさせてくれます。CDでも。

 

「味覚」:食で感じる涼

 

夏野菜や南国のフルーツ

夏野菜のきゅうり、なす、トマト、スイカなどには体を冷やす作用があります。旬のものには理由があり、夏にはもってこいです。南国のフルーツ(マンゴー、パパイヤ、パイナップル、メロン、スイカなど)も同様です。

他にも夏の風物詩:かき氷、ところてん、そうめんなども涼を感じます。

 

 

エコにも役立つ「涼」を呼ぶ情報、よろしければ、この夏試されてみませんか?

次回は嗅覚と触覚からの「涼」のお話しをさせていただきたいと思います。

 

 

 

小野由美子

STUDIO the bloom

http://www.studiothebloom.net/