皮膚科医が語るスキンケアの基本

おとなのニキビ Vol.2


おとなのニキビ 予防と対策

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前回は、おとなニキビの原因や治療法についてお話ししました。今回はニキビができないよう、また、できてしまったニキビを悪化させないための予防と対策についてお話しします。

予防と対策について

 

1.ストレスをなるべく減らし、睡眠を十分にとり、1日3食バランスの良い食生活をおくるよう心がけることはもちろんですが、大人のニキビの原因として、間違ったスキンケアや化粧品の乱用、肌の乾燥があげられます。

ニキビを隠すためにファンデーションを厚く塗ったり、化粧が崩れないようカバー力の高いリキッドやクリームタイプのファンデーションを使用していると、毛穴をつめてしまうので避けましょう。

目元や口元だけのポイントメイクにするか、毛穴をつめづらいパウダータイプのものを使用し、オイルクレンジングなど、油性の化粧品は使用しないようにしましょう。オイルクレンジングしなければ落ちないようなガッチリメイクはNGです。

 

2.乾燥によって肌のバリア機能が低下すると、刺激によってニキビができたり悪くなりやすくなります。また、紫外線もニキビ増悪の原因になります。

スキンケアの基本、ゴシゴシ洗顔はせず、保湿、UVケアをしっかりと行いましょう。

ただし、それで毛穴を詰めてしまっては元も子もありません。乾燥しやすい目元、口元などは保湿力の高いものを使用し、ニキビのできやすい場所にはノンコメドジェニックのもの(毛穴をつめないように作られたもの)を使用すると良いでしょう。

 

3.洗顔料やシャンプー、トリートメントなどが残らないよう、しっかり洗い流しましょう。

 

4.毛先や衣服、マフラー、マスクなどの刺激でもニキビは悪化します。外出に際し、または季節によっては止むを得ない場合もありますが、帰宅後は刺激のあるものは外し、髪が顔にかからないよう工夫しましょう。

 

5.手で触らない、つぶさないようにしましょう。どうしてもニキビが気になって触ってしまう。とか、つぶすことが快感でついやってしまう・・・といった声もしばしば聞かれます。この「つい」がニキビを悪化させます。そして、痕が残るとこれはなかなか消えません。気になればなるほど、絶対に触らないように心がけましょう。

 

皮膚科では治療だけでなく、こうした普段の生活での注意点や予防法についても、お話ししています。ニキビでお悩みの方は自己判断で頑張りすぎず、皮膚科に相談してみて下さいね。

 

服部綾子

かみいた南クリニック

174-0076 東京都板橋区上板橋2-31-16 サンコービル3F