糖質制限は体にいい

第10回 糖質制限食の効果


第10回 糖質制限食の効果

糖質の過剰摂取は、さまざまな形で人体を蝕みます。これまで書いてきたように、肥満や糖尿病をはじめとして、ヒトの代謝を狂わせてしまうことも判明してきました。昨今では、癌やアルツハイマー型認知症との関係も研究されています。

私の診療経験上、肥満・糖尿病・高血圧・脂質異常症・脂肪肝などについては、受診されたほとんどの方に改善が見られています。その結果、何年も服用していた薬をやめられ、より健康になったと自信を持てた方も大勢いらっしゃいます。

花粉症やアトピーなどの、アレルギー症状や皮膚疾患が改善した方もおられます。長年の悩みだった痒みが軽減するだけでも、どれだけ楽になることでしょうか。

アレルギー以外にも、糖質制限食によって病気や不定愁訴が改善したという体験談は、枚挙にいとまがありません。そんな例を、いくつかあげてみたいと思います。

○貧血 ○冷え性 ○倦怠感 ○不眠 ○イライラ ○肩こり・腰痛 ○逆流性食道炎(胸やけ) ○歯周病 ○生理不順・PMS・不妊 ○肌荒れ・にきび・湿疹 ○自律神経失調症 ○うつ・双極性障害 ○ADHD

などなど。

これらは実践者の体験ですので、万人に同じ効果が期待できるとは断言できません。しかし、食事を変えただけでこのような効果を実感した方が大勢いらっしゃることは、まぎれもない事実です。

その他、女性にとって減量以外のうれしい効果として、「髪の毛にハリとツヤが出た」、「まつ毛が伸びた」、「爪がしっかりした」などの声もあります。髪や爪の材料はタンパク質ですから、それがきちんと摂取できた結果なのでしょう。

これまで10回にわたり、糖質制限食のあらましについて、駆け足で紹介してきました。スペースの関係上、十分な説明ができなかった部分もありますが、

 

糖質過剰の食生活を見直し、タンパク質や脂質などの必須栄養素をしっかり摂取することが基本中の基本!

 

と覚えておいていただければと思います。

なお、呼び方は異なりますが、糖質制限・ケトンダイエット・MEC食・LCHPなどは、すべて理論的に同一といっていいものです。糖質摂取量ゼロを目指す厳格なものから、ある程度は食べていいメソッドまで、さまざまなバリエーションもあります。興味を持ってくださった方は必ず関連書籍をお読みになり、自分に合った方法を実践されるといいでしょう。

このコラムが、皆さんの健康に少しでもお役に立てたら幸いです。

See you!

 

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