糖質制限は体にいい

そもそも「肥満」ってナニ? 第2回


第2回 そもそも「肥満」ってナニ?

 

大人にとっても子どもにとっても、肥満は健康の大敵です。では、肥満の定義とは、どのようなものでしょう?

医学的には、BMIという体格指数が目安になります。これは身長と体重から導かれる数値で、現在では国際的な基準とされており、その計算式は次のとおりです。

 

BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)

 (例)身長160cm、体重64kgの場合

    64÷1.6÷1.6=25なので、BMIは25となる

 

成人の理想的な数値は、身長や性別を問わずに22とされています。それは、

 

身長170cmのBMI22⇒63.58kg

身長160cmのBMI22⇒56.32kg

 

という数値です。

160cmで56kgというと、ほとんどの女性が、「ちょっとポッチャリでは?」と感じるかもしれません。その気持ちは私も重々理解できるのですが、これは美容ではなく医療の話なので、ご理解いただきたいと思います。

さて、BMIでいうと22が理想的と書きました。では、いくつを超えたら「肥満」と考えられかというと、わが国ではBMI25以上が、第1段階とされています。

 

身長170cmの場合⇒72.25kg

身長160cmの場合⇒64.00kg

 

それを超えて、BMI30以上になると、第2段階です。

 

身長170cmの場合⇒86.70kg

身長160cmの場合⇒76.80kg

 

このぐらいの体重になると、体内ではまず何らかの異常が起きていると考えていい状態です。もちろん個人差はありますが、血液検査をしてみると、予想以上に悪い結果が出る人が多いのが現実なのです。

肥満が進むと、血圧や血糖値はもちろんのこと、肝臓や腎臓の状態を示す数値なども、軒並み悪化していきます。オーケストラのように、さまざまな楽器(臓器)が連携してハーモニーを形成しているのが人体ですから、ひとりのリズムがズレてしまえば、全体の不協和音へとつながっていきます。

きちんと、それぞれの楽器が自分の役割を果たして、指揮者(脳)の指示どおりのハーモニーを奏でている状態が、健康です。肥満は、それを狂わせてしまうのです。

 

violin-516023_1280