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近頃の白髪隠し


テレビコマーシャルが溢れているヘアカラー剤。「あらぁ簡単そうねえ。キレイに染まってるし」とお店へ買いに行ってみたことはありませんか。
ずらり並んだ各社の商品には、色味から白髪隠しやらブリーチやらヘアマニキュア、そしてリンスだけで染まるとあるけれど、その数の多さに目眩起こしそう。
でも、それぞれの特性を理解して買うことが出来ているのでしょうか。

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ヘアカラーとは、2種類の薬品を混ぜて使うタイプで、1剤はカラー色素、2剤は脱色効果です。一度脱色しメラニン色素を分解し、毛の芯まで色素が浸透し着色させ色を変える事を言います。
しかし、白髪が混在している場合は同じ色には染まらず元白髪は薄めの色になって、一月後には褪色が進みくっきりと元白髪と判ってしまいます。
特に、明るめに染めた場合は何ヶ月かすると根元は黒と白、毛先はどんどん褪色して白茶けてしまい、まるで三毛猫・・・なんて経験がある方も多いでしょう。
ヘアカラー剤に関しては、美容室のものと販売店のものとは、それほど変わりはありません。美容室では何種類かの色味を混ぜて、白髪の多い部分には少しトーンを落とした色味を混ぜたり、褪色しにくい色味を選んだり、部分によって使い分けているのです。場所により発色の度合いも違うため、時間差で塗っていくという細かい技術が必要です。
ヘアカラーを自分で行い失敗した経験は多く聞きます。直して欲しいと来店されることもありますが、あちこちまだらに染まったものを統一するのは至難の業でカラー剤も多く使い時間もかかり、何工程にもなり金額も高くなります。ましてや、黒すぎたから明るくして欲しいというのは不可能に近く、一度人工的に黒くしたものは脱色が効かず、そこに無理にブリーチをかけるのですから、髪質がぼろぼろになってしまいます。
また、初めて染める場合と、根元が2センチほど伸びてきた部分だけを染めるのとでは方法が異なります。
それらを無視して、全体に塗ってしまえば染めなくて良い場所や、短い時間でよい場所など無駄塗りになり、ダメージも大きくなるわけです。
説明書を見ると、全体塗布して20分放置とありますが、白髪の部分や、襟足の毛は染まりにくいのです。「白髪染め」「おしゃれ染め」などと区別しているようですが、内容は同じ。カラーのトーンの違いで、白髪染めは暗めになっている場合が多いようです。
これらの薬剤のほとんどは鉱物性で、敏感な頭皮の場合、しみたり、かぶれを起こすことがあります。パラフェニレンジアミン(PPD)という成分がアレルギーの元になっているようで、地肌に付かないよう、根元を避け塗布しても、ビニールキャップをかぶせ放置すると、化学反応時の気体でかぶれることもあります。
ヘアカラーをする際には必ず既往歴の問診とパッチテスト、執術中の確認も大切で、万が一しみてくるようであれば即刻中止し、洗い流すほうが良いでしょう、そして皮膚専門医にご相談することをお勧めします。
ヘアカラーを行う注意点ですが、前日にシャンプーするのは避けます。というのは皮脂が充分浮いた状態にしておくことで皮膜がバリアになってくれるからです。
洗い流しの際のシャンプーも、しっかりアルカリを取ることが大切で、アルカリが残っていると髪はいつまでも脱脂し続け、乾燥しどんどん褪色し、時間が経てば経つほど痛んできます。
ヘアカラーをした後は、しばらくの間、しっかりと酸性リンスで中和し流すことが大切です。
毎月美容師さんにしてもらうのはコスト面が・・・と考えるならば美容室でのヘアカラーと、自分で前髪など目立つところだけ染め、交互に行うのがよいでしょう。
美容師さんとよく相談をして、塗り方や選ぶ色味を相談するとよいと思います。

ブリーチとは、漂白@脱色するのみのことで、メラニン色素を分解し漂白します。
ダメージはヘアカラー同様でいつまでも毛髄質にアルカリが残留します。
販売されているブリーチ剤もまた、ヘアカラー剤同様、自分で塗布するのは難しく、部分でまだらに色抜けしてしまいます。

ヘアマニキュアとは、シリコン素材で髪1本1本コーティングするもので酸性カラーと呼ばれているものです。
シャンプーなどに入っているシリコンの場合は、部分的に付いたり付かなかったりと斑になり、パーマやヘアカラーの際に影響されてしまいますが、美容室で執術するヘアマニキュアは全体にむらなくつくため、パーマやヘアカラーなどには影響がありません。
しかし、ご自分でマニキュアなどをされている場合は、パーマのかかりが悪くなったり、ヘアカラーの染めムラの原因になりますので美容師さんに伝えておくべきです。
ヘアマニキュアはヘアカラー剤とは違い、キューティクルに引っかかるように付着するので、染まるではなく、付着するが正しい表現です。約2ヶ月程で段々と落ちていきます。
セロフィンを透かしてみたときのように、色が付いているので、赤を入れた場合、黒い部分はほんのり茶色に、白髪の部分はピンク色になります。
黒に白混在より、濃い茶色にピンクなら目立たないという理屈ですね。
コーティングすることで、艶が出て癖毛も湿気や紫外線から守り扱いやすくなり、雨の日もスタイリングも長持ちします。
地肌につけないで塗布するため、かぶれが無く、ダメージもありません。
色を入れた場合、シャンプー3、4回ほど色が落ちるので枕などのタオルを敷いてください、また夏場などは汗をかいて落ちますのでヘアマニキュア後3、4日は白襟の洋服も避けたほうが良いでしょう。
ヘアカラーと交互やヘアカラーの間に2~3回はマニキュアをする人も多く、痛み具合や髪質と相談しながら行うとよいでしょう。
ヘアカラー後の伸びてきた根元の白髪も隠れ、ヘアカラーで段々と痛んでくるためヘアマニキュアをすると艶が戻ってきて、扱いも楽になります。
市販されているヘアマニキュアの持続は2~3週間ほどで落ちやすいようです。

へナカラーとは、売り文句に「自然素材」と銘打つ染毛剤で、かぶれの心配が少ないとあります。
へナという植物を粉末状にしたもので、泥のように水などで練り、頭皮にも密閉状態にべったりと塗布して2時間ほど置きます。
へナ自身はオレンジ色に毛髪に定着するので、黒髪にいれるとほんのり茶色になり、白髪の部分はオレンジ色になります。
白髪の分量が多い場合はオレンジ色のメッシュスタイルになります。
へナの他、インディゴも含まれる場合は黒めになりますが、メーカーによって輸入禁止の材料が使われたこともあるため要注意です。
植物アレルギーのある方も気をつけなければなりません。

カラーリンス シャンプーとは、毎日使って少しずつ色が付いてくるというものです。
ほんのり色付く程度で一月かけて白髪をグレーにする程度の染まり具合で、白髪ぼかしともいいます。
白髪を目立たなくするには良いでしょう。
自分で行うためにすすぎが充分でないと、普通のリンスやシャンプー同様髪に成分が残ると、寝るときなどに地肌とこすれたり、かぶれや毛穴が詰まりダメージの原因にもなります。
こちらのシャンプーにはやはり合成界面活性剤が含まれているため、それらと一緒に浸透することで、脱脂、乾燥してしまいますので十分なケアをしてください。

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基本かぶれの既往歴が無ければ、年に何度か美容室でヘアカラーをし、合間に自分でマニキュアや、部分染め、カラーリンスなどをすると良いでしょう。
白毛の出始め年齢も、昔より早いと感じているのと、明るい色味が流行ったことで、ヘアカラー人口は増え続けています。
5.60代でも、現代は仕事も趣味も多様で若々しく、白髪をそのままにしておけない事情がありますよね。
いつまでも若々しく見せるための、必須アイテムなヘアカラー、上手に選ぶことが重要です。