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作ってみよう 手作りせっけん


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手作り石けん

 シャンプーをやめて石けんに変えた効果は絶大でした。

さて、どうやってこれを伝えようか。

やっぱり自分で作るしかないか・・・と思いつつ、材料を揃えて挑戦してみることにしました。

初心者向きにと、手に入りやすいオリーブオイルで作ってみます。

 

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材料をそろえる

 オリーブオイル

オイルの種類によって出来上がりの固さや滑らかさなど変わってきます。

オリーブオイルは柔らかめに仕上がりますが、グリセリン豊富でオイルの濃度も残りやすいため保湿力が強いとのことでベースオイルに選びます。

 固さを出すために、パーム油1割ほど混合することにしました。

 一般的に市販されているエクストラバージンオイルでは精製度が高いためさらに柔らかくなるので、ピュアオリーブオイルを使います。

 

 精製水

 蒸留し濃度を上げた純粋な水で、コンタクトレンズの洗浄などにも使われ薬局にて安価で買うことができます。

 

水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)

 ナトリウムつまり塩からできる水酸化物、水に溶かした水溶液とオイルを混ぜますが、強いアルカリのため、水に混ぜると80度以上の高温になるため取り扱いの注意が必要です。

薬局で予約をして取り寄せ、印鑑や証明書、住所、使用目的などの記載が必要となります。

 

香りつけの精油と色

 香りづけには植物から抽出した純粋な精油を使います。コロンなどはオイル以外の不純物が入っているため不向きです。

 また、多く入れすぎると刺激になったり、色素沈着を起こしたりしますので、ほんのりと香る程度にします。

 色づけにはクレイや酸化鉄など、口紅などに使われる鉱物です。

 また手作り石けん用のカラーには顔料のものもありますがこちらも入れすぎは刺激の元となります。

 

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用意する道具

耐熱性ガラスボウル オイルを温める鍋 泡だて器 計量器 水量カップ 温度計2本 お玉 牛乳パックやシリコンなどの型 

 ゴム手袋 ゴーグル マスク 新聞紙 キッチンぺーパー サランラップ タオル等

 

 手順

水酸化ナトリウムをガラスボウルで計り、精製水をカップで計ります、オイルによって使用する水酸化ナトリウムや水の量が違いますので、アルカリ計算機という石けん用のサイトで計算します。

ゴーグル、手袋、マスクをつけガラスボウル半分ほどにラップをし揮発する気体を吸い込まないようにし、換気扇の下で行います。水酸化ナトリウムと精製水を合わせ優しく溶けきるまで混ぜます。

 

 水酸化ナトリウム水

 

同時にオイルを火にかけ温め40度~42度にし、水酸化ナトリウム溶液も80度からオイルと同じ温度まで別の洗面器などに氷水を張り40度くらいに冷まします。

 

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同じ温度になったらボウルにオイルをそっと流し込み、ボウルにタオルなどまき温度が急激に下がらないようにし、優しく混ぜ始めます。かしゃかしゃと泡を立てるようにではなく優しくくるくると混ぜます。

約20分位は休まずに混ぜ、あとは休み休み40~50分ほど混ぜます。

すると少しオイルが固くなってきて波うつような「トレース」なるものが出はじめます。

粘りが出てきて泡だて器の筋がくっきりとつくくらいの固まり具合です。

 

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容器に入れる少し前に、製油や酸化鉄(カラー)を入れて均一になるまで混ぜます。

牛乳パックの側面一か所を切り取った容器やシリコンモールドの型に流し込みます。

マーブル模様にする場合は、別のボウルに少し素地(溶液)を入れ、クレイなどを少しずつ足して色調整します。無色のものと交互にいれ軽く混ぜ合わせます。

 

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24時間常温保温して(冬など気温の低い場合はクーラーボックスなどにペットボトルにお湯を入れ一緒にボックスへ入れ冷やさないようにします)容器から取り出すのですが、あまり固まっていない場合は3日ほど置き、(オイルの質、気温や温度管理によって固まるまでの時間に差があります)紙パックをちぎって取り出します。

 

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チーズケーキのような固まり具合でしょうか、刃の薄い包丁やワイヤーなどで2センチ~3センチ(厚いと中の芯まで乾燥させるのに時間がかかります)くらいにカットします。

その後、1ヶ月ほど、風通しのよい陽の当たらない場所で4週間乾燥させアルカリ抜きをしていきます。

すぐに使えないのが残念ですが、しっかり乾燥させてください。

 

道具の後始末

道具に残った石けんをしっかりとヘラで集め流し込んだら、新聞紙やキッチンペパーで道具についた溶液をしっかりぬぐい取ります。

石けんで洗ったあとボウルにお湯を張り酸性であるお酢を20ccほど入れて使った道具を浸しアルカリ除去をします。

完全に中和すれば、お料理にも使えます。

 

保存料や安定剤を使わない手作り石けん

手作り石けんは保存料などを使用しないため、オイルが劣化します。

特にオリーブオイルは劣化しやすいため使用期限は出来上がってから3か月が目安。

使用した精油なども、水酸化ナトリウムと反応して石鹸に不向きなものもあります、柑橘系や淡いフローラルの香りなどは飛びやすく使用時にほんのりと香る程度です。

 

使用感や効果

1ヶ月経って、使ってみると、市販されているものとは使い心地が全く違うと感じました。

まず、水につけて手のひらでこすってみると、どろどろしたものが出てきます。

これはグリセリンで、クリームや乳液などにも使われ、肌に潤いを持たせる保湿の役割があるものです。

しかしグリセリンは水溶性のため、水で流れてしまいますが、グリセリンを多く含んでいると使い心地が滑らかになります。

オリーブオイルで作った石けんには多くのグリセリンが含まれ、未反応のオイルの成分が洗浄後皮膜となってくれます。

 

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手作り石けんは泡立ちが悪いのではと思っている方も多いことと思いますが、泡が立つこと=洗浄力ではありません。

どちらかというと、泡が強いことが洗浄力に繋がります。市販されている工業石けんには、気泡剤や合成界面活性剤などが含まれていることがあります。

また泡立ちをよくするオイルもありますが入れすぎると刺激になることがあります。

水分を含んだ状態で、石けんをこすりつけきめの細かいスポンジでもむと、よく泡立ちます。

手作りせっけんの場合は、泡が表面の汚れを察知してはがし取ると、泡は消えてしまい汚れだけが落ちます。そのため、泡立ちが悪いと感じるわけですが、汚れはきちんと落ちています。すすぎが楽というのはここにあります。

髪を洗うと、もこもこと泡立ってくるのは、充分なお湯と密度の濃い髪との隙間で空気がどんどん入ってくることで泡立つのです。

手のひらではなかなか泡立ちませんが、いざ洗顔してみると、汚れはきちんと落ちていて、すすいだ後の肌はさらりとしています。泡立てネットを利用するのもよいですね。

経皮しないことで、必要な皮脂は残してくれているので、洗顔後の突っ張り感はありません。

どの石けんもそうなのか?と使い心地を比べてみると、市販されている工業石けんは、手作り石けんほどグリセリンは感じませんが、保存料や安定剤が入っていることは確かです。

洗浄力としては十分納得がいきますが、突っ張り感が消えるまで時間がかかる気がします。

 手作り石けんを使い続けていると、シャンプーやボディソープのような洗浄力はありませんが、余計な皮脂を取り去らないので、洗い上がりがしっとりと感じ、乾燥で痒くなることもなくなり、翌朝の体臭も感じなくなりました。

合成洗剤で洗っていた下着もお風呂に入るときに、石けんで洗います。

今まで、下着のゴムの部分が痒くなっていたのは、もしかして洗剤のせいだったのかも。きつい下着でも痒くなることがなくなりました。落ち切れなかった洗剤が汗により酸化を起こし、かゆみの原因になっていたようです。直接肌につける下着だけでも、石けんで手洗いすると汚れもしっかり落ち肌にも安心ですね。

食器洗いも香りのないもので洗っていますが、茶渋も油汚れも普通の食器洗い洗剤と同じように落ちますし、手にも穏やかです。

 

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手作り石けんは、材料をそろえ、知識も備え、常に管理できる状態であれば、誰でも始められます。

色々な形のモールドに入れて作ったり、クッキーでも作るような作業ですので、製作過程がとても楽しく、慣れた道具だけで行えるのもよいですね。