肉・卵・チーズの「MEC食」で日々を健康に!

第10回 MEC食で健康長寿を!


このコラムではこれまで、現代日本人が忘れてしまっている「必須栄養素を摂取することの大切さ」について述べてきました。必須栄養素とは、①タンパク質、②脂質、③ミネラル、④ビタミン、の4つでしたね?

 

そのうち、まず重要なのは1日必要量が何十グラム以上と多いタンパク質と脂質の摂取を心がけること。ここで私が考えたのは、何らかの食材を食べることで、1日の必要量がミリグラム単位であるミネラルとビタミンも同時に摂取してしまえる食事法はないものだろうか、というものでした。

 

その結論が、肉・卵・チーズです。1日のベース量は、次のとおりです。

 

  • 肉200g
  • 卵3個
  • チーズ120g

 

これだけ食べていれば、ヒトが1日に必要とされる栄養素を、およそ網羅することができます。ビタミンは果物なのでは? と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実は肉のほうが多く含んでいます。ここでも、植物性食品より動物性食品のほうが優秀なのです。

 

以上のベース量を、食事の最初に食べてください。次に葉野菜で、穀物はなるべく避けます(満腹を感じられないときには食べてもよい)。

 

食生活を急に変えるのは大変でしょうし、これまで肉や卵をほとんど食べてこなかったという方は、それらを少しずつ増やすことでも構いません。そして、糖質を含む食品(ご飯・パン・麺類)を、少しずつ減らしていけばいいのです。

 

食べ方で大事なのは、「30回よく噛んで食べること」。これには、消化や吸収を助けるとともに、早食い防止効果もあります。早食いは大食いにつながってしまうので、それを避ける目的もあります。

 

米国アイオワ州立大学の研究によれば、同州に住む男女45人(18歳~45歳)に、普段より咀嚼回数を増やしてピザを食べてもらい、食べた量や食欲を比較する実験を行ったところ、咀嚼回数が普段より1.5倍多いとピザの摂取量は9.5%減少、2倍多いと14.8%減少したとの結果もあります。

 

「必須栄養素を十分に、30回よく噛んで食べること」

 

これが、MEC食の骨子です。続けていくうちに体が軽くなり、どんどん元気になっていくことを実感できるでしょう。

 

さて、ここまでMEC食について述べてきました。とはいえ、スペースの都合で駆け足になっている部分もあろうかと思いますので、さらに詳しく知りたいという方は、以下のウェブサイトや著書をご覧いただくようお願いします。

 

皆さんが、MEC食で健康になりますことを!

 

●ウェブサイト

ローカーボ・プラスワン http://mec-lowcarb.com/

 

●著書

日本人だからこそ「ご飯」を食べるな 肉・卵・チーズが健康長寿をつくる (講談社+α新書)

 

「野菜中心」をやめなさい ~肉・卵・チーズのMEC食が健康をつくる