肉・卵・チーズの「MEC食」で日々を健康に!

第6回 5大栄養素と日本人の食事


ヒトが生きていくうえで必要な栄養素は、

  • ①タンパク質
  • ②脂質
  • ③ミネラル
  • ④ビタミン

の4つです。これに、炭水化物(糖質)が加わったものを「5大栄養素」といい、その5大栄養素からミネラルとビタミンを除いた3つを「3大栄養素」といいます。

 

ここで皆さんに覚えていただきたいのは、「5大栄養素のうち、炭水化物(糖質)だけが必須栄養素ではない」ということです。

 

必須栄養素とは、ヒトが生きていくうえで不可欠で、体内で合成することのできないもの(つまり食事からの摂取が絶対に必要なもの)を指します。炭水化物(糖質)が消化され分解されると「ブドウ糖」という物質になるのですが、このブドウ糖は人体で合成できるので、必須栄養素ではないのです。

 

さて、ここで「糖質」という単語が登場しました。これは「炭水化物から食物繊維を除いたもの」のことです。人体は食物繊維を消化することができないので、カロリーとしてはカウントされません。

 

その関係は、下図のようになっています。

 

●栄養表示基準上の炭水化物、糖質、糖類の関係(アサヒ飲料株式会社ウェブサイトより)

image001

http://www.asahiinryo.co.jp/customer/dictionary/ing_carbohydrates.html

 

単糖類と二糖類が「糖類」、三糖類以上のものが「糖質」です。さきほど書いた、二糖類以上のものが消化・分解されて「ブドウ糖」になるということが、よくわかります。

 

では、どんな食品に糖質が多く含まれているかというと、いわゆる「主食」と呼ばれるもの。表現を変えれば穀物――食品でいえば、ご飯・パン・麺類です。お菓子(スナック菓子は穀物、スイーツは砂糖を大量に含む)やジュース類(砂糖を大量に含む)も同様です。

 

ここで、ちょっと振り返って考えてみてください。皆さんは普段、どんな食生活をしているでしょうか?

  • 〔朝食〕トースト
  • 〔昼食〕パスタやラーメンなど
  • 〔夕食〕定食やカレーライスなど

 

やや極端かもしれませんが、こんな食事をしている方はとても多いもの。栄養素で見ると、糖質ばかりでタンパク質や脂質がほとんど摂取できていません。ご飯やパンや麺類にはミネラルもビタミンもほとんど含まれていないので、こんな食事では「必須栄養素」が完全に不足してしまうのです。

 

このことは、このコラムで最初から申し上げている「カロリー制限食では健康になれない」という話と同義です。カロリーの摂取を控えるためには、肉や脂を食べないようにして「野菜中心・腹八分」を実践しなければならず、そのため必須栄養素の欠如を招いてしまいます。

 

糖質ばかりに偏った食事――。これこそが、多くの現代人の健康を害している元凶だったのです。

 

spaghetti-507764_640