おいしい紅茶のいれ方

アイスティーを作ってみませんか?


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すっきりとした味わいのアイスティーは人気の飲物です。

このアイスティーは、いつ頃から飲まれるようになったかご存知ですか?

 

1904年の夏、アメリカ中部のミズリー州セントルイスで開かれた万国博覧会の会場では、インド紅茶の普及のためインド紅茶展示館が設けられ、ホットティーの試飲宣伝をしていました。

ところが、真夏の野外ではだれもこのホットティーを飲んでくれません。困ったイギリス人責任者のリチャード・ブレチンデンが、氷を砕いてグラスに入れ、できたての熱い紅茶を注いで提供したところ、たちまち大人気となりました。これがアイスティーの始まりです。

 

その時以来、アメリカでは、夏だけでなく冬もアイスティーが歓迎されるようになったのです。

イギリス人にとって、冷たい紅茶は邪道ともいえるものでしたが、アメリカ生まれのアイスティーはその後イギリスでも親しまれるようになっていきました。

 

では、このアメリカの万国博覧会で人気だった美味しいアイスティーの作り方をご紹介します。

 

オン・ザ・ロックス方式<150mlのグラス3杯分>

  • (1)まず、ホットティーを作るためにポットを準備して、あらかじめ温めておいてください
  • (2)次に、温めたポットに茶葉を正確に量って入れましょう
    ティースプーンで3杯(約6~7g)
  • (3)熱湯を勢いよく注ぎ2分から3分蒸らします(グラス1杯半・約225ml)
    氷の中に熱い紅茶を注ぐので、溶けることを考えてお湯の量を半分にし、2倍の濃さのホットティーを作ります
  • (4)グラスに細かく砕いた氷をたくさん入れておき、その中に2倍の濃さのホットティーを注いでください
  • (5)お好みでシュガーシロップ(ガムシロップ)やミルク、レモンなどを入れてお楽しみください

この「オン・ザ・ロックス方式」は、氷に直接熱い紅茶を注いで急激に冷やすので、紅茶本来の味と香りを楽しむことができ、すぐに飲みたいときにおすすめです。

 

次は、ティーバッグを使って手軽に作り、冷蔵庫で冷やしておくと便利な水差し方式です。

 

水差し方式

  • (1)1リットルの容器にティーバッグを3個入れ、熱湯を容器の約3分の1まで注ぎ、2分から3分 蒸らしてください
  • (2)ティーバッグを取り出した容器に1リットルになるまで水を加えます
  • (3)常温になるまで冷まし、冷蔵庫に入れて、その日のうちに飲みきってください

 

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ところで、アイスティーをいれた時、紅茶が白く濁った経験はないでしょうか?

 

これは、「クリームダウン」と言って、紅茶の主成分のタンニンとカフェインが、冷やされることによって結合し、白く浮き出てくるために起こります。ですから、クリームダウンは、タンニンとカフェインの多い茶葉ほど起こりやすいといえます。

 

もしクリームダウンが起きてしまっても、味は変わりませんので、ミルクなどを入れてお飲みいただけば美味しく飲めます。

 

クリームダウンが起こりにくいアイスティーを作るには、セイロンブレンド茶、インドのニルギリ、インドネシアのジャワ、またはアールグレイ(南イタリアのシチリア島原産の柑橘類・ベルガモットの表皮から抽出した純植物性の香油を吹きつけた着香茶)などをお薦めします。

 

また、冷やす前に砂糖を入れておくと、タンニンとカフェインの間に砂糖の成分が入り、結合をさまたげますので、クリームダウンしにくくなります。