BMWになぜ乗り続けるのか


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私はビーエムダブリューという。知り合いはベーエムヴェーという。ウィッキペディアのBMWの項目に「高齢者を中心に親しみをこめてドイツ語読みの「ベーエムヴェー」(ベムヴェー、ベンベー)という読み方をする人も多い」と書いてあった。

えへ。わたしは若いのだ。

前にもこのサイトで書いたが、40歳直前に免許を取って、以来318ti、316ti、118iと乗り継いできた。

なぜBMWを乗り続けるのか。

はっきり言う。最初はブランドであった。せっかく乗るならブランドだ。バッグや服と同じ理由だ。

さらにはっきり言う。最初の318は助手席の窓ガラスが落ちた。高速を走ると水温計がぐんぐん下がってくる(つまり冷える)。次の316はコンソールの塗装がはげた。おまけにエンジン制御のコンピュータが狂って、交差点のど真ん中でアクセルがふけなくなった(つまり進まなくなった)。今の118でも同じ現象が起きたが、これはコンピュータのリレーが日本の湿気でやられたとのことだった。

壊れる。BMWは壊れる。

内装だって、装備だってちゃっちいといえばちゃっちいかも知れない。

なのになぜBMWばかりに乗るのか、と知人たちは問う。

確かに最初はブランドだったかもしれない。

国産車も運転したし、ジャガーだって長距離を運転したことがある。だけどBMW。

BMWと他のクルマと乗り比べているうちに気づいたことがあった。

BMWじゃないとだめという理由を見つけたのだ。

私は女である。でもってクルマの運転が好きなのだ。長距離ドライブだって、渋滞の都内だって運転というものが好きなのである。

だものだから、そこいらへんの日曜ドライバーの男なんぞに運転の量と質は負けないと思ってる。という具合に趣味が運転(ドライブというより運転。クルマころがし)なものだから、クルマの運転フィールにいろいろ注文も出てくるようになった。

なんというか、人によるのだろうが、私の場合、アクセルを軽く踏んでビューンと加速するような軽いのは好きではない。じわっとトルク感を感じつつ、ドォワーと力を増してくるようなトルク重視のセッティングが好きなのだ。

国産車はなぜか知らないが、アクセルが平坦というか、手ごたえがないままにスルスル走るというか、スルスルの先に頭打ちがあるというか、とにかく電気自動車みたいな感じ。

BMWは、低速ではどすこい的なトルク感がすごいくせに、高速になるとスピードを感じなくなるほどに落ち着く。つまり高速域でニュートラルになる。

てなことにしばらくして気がついて、いろいろクルマに詳しい友人に聞いてみたり調べたりしてみた。

ドイツ車はジャーマンセッティングといって、エンジンが比較的低い回転でトルクを発生し、適正領域に達するのに対し、南欧車などはラテンセッティングといって、比較的高い回転で馬力を発生させるものらしい。国産のクルマはこのラテンセッティング傾向があるという。

ドイツという国は北国であるから、凍ったアウトバーンなどをばんばん行くにはこのジャーマンセッティングが不可欠であり、車重の重い傾向やトレッドが幅広いのもこういった環境に合わせてのものらしい。

ノー天気に高速やワインディングをかっ飛ばすなら馬力重視&高回転エンジンがいいのだろうが、私みたいなドライブ好き(つまり無茶はしないがとにかく走りまくる)にはジャーマンセッティングは心地よいのだ。第一に疲れない。とくに高速は安定してる。
多少(でもないが)あちこち故障があっても、この運転フィールを得られるのであれば我慢できる。

メルセデスベンツのEクラスを運転したときも同じフィールを感じた。やっぱりジャーマンセッティング車だ。

馬力重視の飛ばし屋さんだったらラテンセッティングがよろしいのだろうが、じっくり、ゆったり、それでいてパワーに満ちたどかーんとした運転をしたいような私にはBMWがよろしい。

運転好きな女性のみなさん。BMWはお勧めですよ。